【関西NGO協議会】ODA見直しへの提言書(26団体、個人21名)を提出(2010年6月16日)

この間、関西NGO協議会から賛同・連名が呼びかけられていた「―ODAの信頼度を高めるために―過去に実施されたODAの問題点の検証を求める提言」が6月16日、26団体、個人21名の連名の下、政府に提出されました。ODA改革ネットワーク関西としてももちろん賛同しております。

賛同募集:ODA見直しへの提言書(関西NGO協議会HP)
http://www.kansaingo.net/800/


(関西NGO協議会のHPより転載)
記事掲載HP
http://www.kansaingo.net/883/


(写真:関西NGO協議会・提言専門委員の川村暁雄さん〔関西学院大学教員〕が、外務省国際協力局政策課の植野課長に提言書を手交)
出所:関西NGO協議会のHP
http://www.kansaingo.net/883/


 6月3日付けで賛同募集中のご案内をした「ODA見直しへの提言書」ですが、最終的に26団体、個人21名の方々に連名いただきました。ご賛同いただいたみなさま、ありがとうございます。

 提言書は、6月16日に管総理大臣、岡田外務大臣をはじめ外務省の政務三役の方々に郵送しました。合わせて、先週、6月18日にNGO-外務省定期協議会、全体会議の前にアポをとり、外務省国際協力局政策課の植野課長、開発協力総括課の牛尾課長に面会し、提言書を手交してきました。

 植野課長は、提言書に対して、「問題意識は共有できる部分もある」としながらも、途上国市民主体の発展、ODA事業・開発政策への援助受入国市民の参加に関しては、「意見を聞くことは重要だが、国家主権侵害につながる」との認識を示しました。
また、過去のODAの検証については、「まずは評価体制を強めて、過ちを繰り返さないようにしたい」とのことでした。

 「開発協力フォーラム(仮称)」など多様なセクターの集まる場でNGOから検証を提起し、合意ができれば、進展する可能性もあるとのことでした。

 ODAのあり方検討は、外務省が最終とりまとめ案を出して終わりではありません。今後は、具体的なODAの改革プロセスの中で、時機を見ながら、適切なタイミングでODAの検証を求めるアクションをおこしていくつもりです。