【他団体の取り組み】6・6〈NGOと社会〉の会公開シンポジウム「このままでいいのか、ODA どうする、NGO」@東京


(写真〔左〕:〈NGO と社会〉の会結成のきっかけとなった『国家・社会変革・NGO』(新評論刊)。「2007年の発足以来、シンポジウムやトーク・インの開催、ニューズレターの発行を通じてNGO活動の自己検証や問題提起を続けています。楽観的なNGO称揚論の時代が去り、急速に変化する世界の中でNGOがその存在意義を不断に問われ続ける中、「できるだけ本当のことを言おう!」をモットーに〈NGO〉と〈社会〉への問いかけを行っていきます」)


『国家・社会変革・NGO』(新評論、2006年12月刊)
http://www.shinhyoron.co.jp/cgi-db/s_db/kensakutan.cgi?j1=4-7948-0719-8


来る6月6日(日)に、〈NGOと社会〉の会の公開シンポジウム「このままでいいのか、ODA どうする、NGO」が東京の法政大学市ヶ谷キャンパスにて開催されます。大変タイムリーな企画です。

 藤岡さんからの「たとえ事業レベルで問題が起こらないようにする仕組みができたとしても、そもそも国際協力政策の理念や戦略的位置付けが経済成長主義と国益追求路線に基づくのであれば、ODAが引き起こす問題をなくすことはできないのではないでしょうか?ODA改革とは、なにをどう改革するのでしょうか?」という問題提起は、日本のODAの抱えている根本的な問題点や矛盾を鋭く突いています。「ODAがこのままでいいはずはありません。ODAが依拠する経済成長主義をNGOはどう打ち破れるのか」(案内文より)ぜひ、参加してお聞きしたいと思います。

 管理人


新評論ブログより)
6月6日(日)、〈NGOと社会〉の会・第6回公開シンポジウム開催!
http://www.shinhyoron.co.jp/blog/?p=2214

当シンポジウムのチラシ(PDFファイル)
http://www.shinhyoron.co.jp/blog/wp-content/uploads/2010/04/20100606_0430_ngo_symposium.pdf

(以下、転載)

みなさん、

4月の事業仕分け第2弾で有償資金協力が取り上げられ、円借款事業の審査評価体制が問題にされました。NGOが長年指摘してきた問題点を公にする点では事業仕分けは有効だと言えるかもしれません。

しかし、たとえ事業レベルで問題が起こらないようにする仕組みができたとしても、そもそも国際協力政策の理念や戦略的位置付けが経済成長主義と国益追求路線に基づくのであれば、ODAが引き起こす問題をなくすことはできないのではないでしょうか?ODA改革とは、なにをどう改革するのでしょうか?

以下のシンポジウムではこの問題を取り上げます。ODA改革に関心のある方だけでなく、そもそも国際協力ってなに?という疑問をお持ちの方、ODAなんて不要!という意見の方も、いま一度この問題を一緒に考えてみませんか?

藤岡美恵子
NGOと社会〉の会

−−−《転送歓迎》−−−

NGOと社会〉の会公開シンポジウム第6回

「このままでいいのか、ODA どうする、NGO

日時  2010年6月6日(日)午後2時〜5時
(予約不要/参加費=資料代500円)
場所  法政大学市ヶ谷キャンパス ボアソナードタワー(正門入って右手
の高層建物)26階 A会議室
東京都千代田区富士見2-17-1(JR/地下鉄 飯田橋市ヶ谷駅
徒歩約10分)
地図 http://www.hosei.ac.jp/hosei/campus/annai/ichigaya/access.html

日本のODA(政府開発援助)が、「国際協力」の名分とは裏腹に、再び経
済権益を中心とする国益追求路線に明確に舵を切っています。

自国の利益追求ではなく南北格差是正と国際連帯のODA、経済中心主義で
はなく持続可能な社会のためのODAを――NGOは長年こう主張し、政府
への働きかけを行ってきました。

ODAがこのままでいいはずはありません。ODAが依拠する経済成長主義
NGOはどう打ち破れるのか。官僚主導から政治主導への掛け声が上がる
いま、ODA政策の意思決定にNGO・市民/社会運動の意見を反映させる
ようにするためには、どんな仕組みが必要なのか。

ODA見直しの抜本的課題をNGOの視点から考えます。

■発題者
満田夏花(メコン・ウォッチ)
「複製される成長神話とODANGOの果たす役割」
村井吉敬早稲田大学アジア研究所教授)
「官僚主導から政治主導へ〜だれに対してなにを提言するのか」

【主催】
 〈NGOと社会〉の会
【共催】
 法政大学国際文化学部
【問い合わせ】
(株)新評論編集部内〈NGO と社会〉の会
TEL 03-3202-7391/FAX 03-3202-5832

NGO と社会〉の会とは
NGOと社会〉の会は、NGOが直面する問題を社会の課題として発信し
討議する場として『国家・社会変革・NGO』の書き手たちが発足させた会
です。2007年の発足以来、シンポジウムやトーク・インの開催、ニュー
ズレターの発行を通じてNGO活動の自己検証や問題提起を続けています。
楽観的なNGO称揚論の時代が去り、急速に変化する世界の中でNGOがそ
の存在意義を不断に問われ続ける中、「できるだけ本当のことを言おう!」
をモットーに〈NGO〉と〈社会〉への問いかけを行っていきます。